マルコメ様
ファンの獲得にとどまらない、データドリブンなマーケティング
DELISH KITCHEN CONNECTを導入していただいた、マルコメ株式会社 マーケティング部 広報宣伝課 多和 彩織 氏 からお話を伺いました。
ファンコミュニケーションを進める中で見えてきた、3つの課題
当社はファンコミュニケーションを重要なテーマに位置づけ、オウンドメディアの充実化やSNSを用いた取り組みを進めてきました。その過程で、次の3点に課題感を覚えていました。
1.施策結果を踏まえ、次に行うべきマーケティング施策の検討に役立つ示唆を得たい
・自社ブランドに関心を持ち始める属性傾向や変化が見えず、次の打ち手が見えない
・他社と比べた自社商品の優位性など、流通各社に有益となる情報が欲しい
2.顧客のロイヤル化状況を、解像度高く把握したい
・フォロワーが増えても商品理解につながっているのかわからない
・見込み客にアプローチできているかのわからない
・自社のファンを定着できているのか見えづらい
3.見込み客に対して継続的なコミュニケーションを図りたい
・リーチが広くなりすぎて見込み客に応じたアプローチができているのかわからない
・従量課金の広告メニューだと継続しづらい
ファンの獲得にとどまらない、マーケティングへの示唆
『DELISH KITCHEN』のタイアップ動画を4年ほど継続してきましたが「作成したレシピ動画を起点に多くの生活者とさらに関係を深めていけること」に期待して、2020年10月から『DELISH KITCHEN CONNECT』の利用を開始しました。その結果、ファン獲得を目的とした恒常的な広告施策だけでなく、従前になかった定量・定性データ分析をマーケティングに活かすことができました。
広告・販促企画を立案する上で、『DELISH KITCHEN』ユーザーに対するアンケートや商品の使用経験者に行っているオンラインインタビューから多くの示唆を得ています。食品メーカーは生活者と直接の接点を持ちづらいため、「商品の使われ方」や「商品に対する率直な評価と理由」は貴重な声です。
また、単発の広告配信で終わるのではなく、『DELISH KITCHEN』で当社をフォローされた方へ定期的にレシピ情報をお届けできること、レシピの考案に活かせることにもメリットを感じています。「料理で重視されること」を踏まえて「健康意識の高い方には旬の野菜レシピ」「お子様と調理を楽しみたい方にはイベントに絡めたスイーツレシピ」など、フォロワーのニーズに即した施策を展開できるようになりました。
より多くの生活者に当社の商品を通じて毎日の食生活を豊かにするお手伝いができる余地があると考えています。『DELISH KITCHEN CONNECT』のデータ分析から「どのようにすれば、より多くの生活者に商品を活用してもらえるか」解像度も上がってきました。店頭販促や売場づくりはもとより、ECとの連動企画など商品のリピートにつながる仕組みづくりを一緒に取り組んでいきたいと思います。